2024.04.23 project report: 21 春のつばき座開拓

2024年新年度のつばき座活動がスタートしました。
春の里山再生活動では、背丈の低い椿が陽の光を浴びて成長しやすいよう、周りの枝木を整える予定です。

ところが!

つばき座の里山へ到着すると、前日の暴風雨によって高い部分の太い枝が折れ道をふさいでしまっている状態でした。

01.

前日は強い風と雨で大島へ向かう船も欠航になっていたほどでしたが、まさかこんな大きな枝が折れているとは思いもしませんでした。
役場の方が助けに来てくださり、この枝は無事に道路から撤去することができました。

02.

里山内でも、折れて高いところでぶら下がっている太い枝を発見。
弦が巻き付き、なかなか外すことができません。

03.

ようやく撤去できた大きな枝。
かなりの重量でした。

04.

予定の作業スタート。
低い位置の枝に陽の光が当たるよう、木や枝を間引いていきます。

05.

そして、切った枝木の断面には癒合剤を塗ります。
雑菌や害虫、乾燥など悪影響が切り口から侵入するのを防ぐためです。

06.

下の方まで陽の光が当たるようになりました。

07.

若い枝が、育ちますように。と、願っています。

08.

つばき座では切った枝も無駄にしません。
椿の枝は炭などにも活用できるため、大切に保管します。
椿の炭は堅く、火持ちが良いと言われています。

09.

里山内では、実の赤ちゃんも出始めていました。
果実は夏の終わりには大きくなり、中の種子から椿油を搾ることができるようになります。
今年も収穫の時期が楽しみです。